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南大塚萬重宝アーカイブ・2002年5月

我が故郷、大塚のことだけ書くブログ・南大塚萬重宝は、手を変え品を変えて今も続いている。しかしある時期にサーバーを変えたため、過去のブログが全て消滅してしまった。なので、この場を借りて、第1回から再度掲載をしようと思う。スタートは16年も前だから、ネタも古いし、既に消えた店や物件も少なくない。でも「この頃ホントに見聞きしたのだ!」ということだけでも伝えておきたい。




*****ミナミオオツカヨロズチョウホウ*****


*******南大塚萬重宝***2002年5月9日号***


ヘッドラインニュース


*先日露天の駐車場にパトカーが3〜4台止まっており、一台の3ナンバー乗用車を、10名近い警官が取り囲んでいた。うち2〜3名は執拗に車内を物色、クラッチバッグを脇に挟んだ男の人が「だからよぉ、何も持ってねぇんだよう!」と怒鳴りながら、車の周りを歩いてた。


*かつて時価1千万円の金の延べ棒が発見されたJR山手線のガード下。ホームレスのおじさんが住んでしまわないよう、フェンスで歩道を極端に狭くしていたが、今度はそのフェンスをよじ登って、中に住んでしまうため、遂にフェンスは撤去。激しく邪魔なコンクリ製花壇を設置した。


*北口商店街の入り口、ビルの一階にあった果物屋・百果園がなくなり、今度はゼロローンというサラ金が出来た。駅前の一等地、商店街の顔ともいうべき場所にサラ金が入る。何とも大塚らしい。因みにこのビルのオーナーは金丸さんというお洒落なおじいさんだ。


*界隈を「原宿の雑貨屋ですが」とか「渋谷の雑貨屋ですが」と言って、しょうもないものを売りに来る若者が横行。売り物は、包丁10本セット、多機能ラジオ、大小電卓セットなど。価格はおおむね1000円。笑いながら入ってくるのが特徴。次は何を売りに来るのか楽しみだ。


今日の大塚


 一昨年大塚駅北口に山下書店が出来た。大塚初の大型書店の出現で、3軒の小さな本屋が店をたたんだ。一軒はラーメン屋、一軒はハンバーガー屋、そして一軒はコーヒーショップになった。(合掌)朝8時から夜11時まで開いているのは嬉しいが、本の取り寄せを拒んだ画期的な本屋さんである。

 と思っていたら、山下さんから歩いて50歩くらいの場所にあおい書店が堂々オープンする運びとなった。元三井住友銀行が入っていたビルの新たな店子だ。元銀行なくらいだから結構なスペースを持ち、一階は本屋、地下はレンタルビデオ&CDコーナーという。開店は10時と遅めだが、夜中の1時まで開いているのは有り難いではないか。

 あおいさんのオープンが近づいたある日、唐突に山下さんのウィンドに「24時間営業」というポスターがベタベタと貼られた。山下さんは、あおいさんの宣戦布告を受諾したのだ。「私は、この民度の低い辺境の地を切り開き、弱小勢力を3つも駆逐した。後から来て、私の領土を奪おうとしても、そうはいかない」

 一方あおいさんは工事中の店頭に仮設テントを作り、レンタルビデオのメンバーカードを発行し始めた。しかも三千円分の割引券付きである。三千円に目が眩んだ人々は、あっという間に千人近くに及んだ。つまり開店前から千人の顧客リストをゲットしたということだ。

 山下さんの危機意識は、更に加速していった。店内の歩道際の壁面を塞いでいた雑誌用の棚を、全て外側にずらりと並べたのだ。そして驚くべきことに、その異常に長い棚の中央部分に出入り口まで作ってしまった。遠くから見ると雑誌の表紙が風にそよぎ、何とも不思議な光景である。

 そして運命の日、あおいさんのオープンがやって来た。あおいさんの店のシャッターはガラガラと厳かに上がり、大塚書店戦争の幕も上がったのであった。

 

編集後記


いよいよ大塚萬重宝は、誰の許しも得ず創刊します。

次号の予定は見当もつかない。

今後も大塚の謎、大塚の将来、大塚の人々について、

あることないこと語っていきたいと思います。

こんなことが知りたいというリクエストがあれば、

編集部に御一報下さい。

またお友達に迷惑メールの一環として送りたいのでしたら、

ご自由にどうぞ。



#####ミナミオオツカ・ヨロズチョウホウ#####

     誇張スレドモ嘘ハツカナイ

     

 変酋長・タカノヒロシ AB型 六白金星


###愛ノ町、大塚ノ今日ヲ貴方ニダケ伝エル###




by go-go-shiosenbe | 2018-05-23 22:55 | 南大塚萬重宝

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