色々な緑に囲まれて・・・

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 桜の花は散ったけど、あとを引き継ぐ葉も負けず劣らず美しい。見るからにみずみずしく、まるで食べられそうなくらい柔らかな緑色は、調子に乗りすぎた花の宴を鎮めてくれるようだ。どの木々の葉も来るべき夏に備え、誰よりもお天道様を浴びようと、昨日より今日、今日より明日と、その体を大きくし、比例して色も濃くなっていく。
 この時期の緑は、夏にもまして千差万別。どの木のどの枝の葉も微妙に色が違う。木立の中で見上げると、何十という緑が空を包もうとしている。昔の人は、そのひとつずつに名前を付けたんだ。僕には分からないような微妙な違いにも、ちゃんと粋な名前が付いていてビックリする。他所の国にどれだけの種類の緑色があるか知らないけど、この国が一番緑色を持っているのかも。
 ほんのちょっとした濃淡も区別して表現するセンスは素敵だ。色ひとつとってもこんなに違いがあるんだ。人の思いや考えが違うのは当たり前だよね。一見同じだけど絶対どこかが違う。それを無理やり一緒にしない。色々あっていいじゃないの。色々っていい言葉だなと、木々を見上げて思った。

by go-go-shiosenbe | 2011-04-20 17:55 | 拠ん所なく歩く日々

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