川の終わりは海の始まり

c0139897_0124030.jpg 某月某日某曜日
 くもり
 隅田川下り、ゴール! 2日目の到着地、吾妻橋をスタートにして、ようやく勝鬨橋までやってきました。予定では丸1日で終わるはずだったのに、結局3日もかかっちゃったなぁ。物事は予定通りになんかいかないものですね。ましてや道草三昧の川下りですもん。特に吾妻橋からは、本寸法の江戸の川。歴史ある町も多いし、橋だって凝って作ってありますからね、見どころ満載。もしかしたら4日目突入か?って、ちょっと焦ってました。もっとも江戸時代は、吾妻橋、両国橋、永代橋の3つだけ。あとはあちこちに渡し船があって、そう簡単に対岸へは行かれなかったんですね。勝どきにも渡し場跡の石碑がありましたよ。
 でも本当は、もう少し下流まで隅田川らしいんです。新月島川っていう運河の辺りが、正式な隅田川のゴール。でもほら、築地の市場になっちゃうでしょ? ここから先には入れないのね。……ん? 隅田川のゴールってことは、東京湾のスタートでもありますね。岩淵水門からやってきた東京の真水は、ここで東京の海水になるんだ。そして広い広い太平洋の水になる。それがいつか水蒸気になって、雲になって、日本にやって来て、雨が降って、また隅田川の水になるかも知れないぞ。
 僕らもグルグル回って時代が変わるけど、水もグルグル回ってるんですね。何でもかんでもグルグルだ。そのグルグルの中で、僕らは暮らしてんだね。

by go-go-shiosenbe | 2011-05-06 00:28 | 銀の輔旅日記

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