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広大な書斎を持つ身

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 連休の最後の最後に、まるで辻褄を合わせるが如く、良い天気になった。良いどころか、もう暑い。前半に上方見物で13万歩と歩き倒し、帰宅後もそのハイな余韻を糧に歩き続けたので、もういい加減にしろ!と体の中から命令が下った。んじゃ仕事でもすっか、でも屋内は嫌だ。というわけで野暮なマシンを持って家を出た。
 新宿御苑は昨日の雨を受けて、その緑は輝くばかり。家族連れやカップルが、日射しを浴び、日射しを除け、そこここでレジャーシートを広げている。ここと小石川植物園、そして浜離宮は、子供時代の定番だった。何もないからこそ楽しい。新宿駅で駅弁を買って入園し、東屋の隅っこを陣取り、パソコンを立ち上げた。目の前の日射しは強烈だが、吹き抜ける風は思いのほか爽やかで涼しく、Tシャツではじっとしていられない。初夏とは名ばかりだなと実感する。何をするにも最高の季節だ。
 そのあまりの心地良さにアクビが止まらない。いま僕は東京一優雅な書斎にいるだろうなと、ちょっと鼻高々になってしまった。そして肝心の仕事の方は……、進むわけがないよねぇ……。

by go-go-shiosenbe | 2011-05-08 23:37 | 拠ん所なく歩く日々

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