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鉄道パンその3

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 伊豆箱根鉄道駿豆線の3つに1つしか開かない車両ドアから三島広小路駅のホームに降りた途端、蒲焼きの匂いがした。それはまるで、ホーム上に鰻屋があるくらいのパワーだ。
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  空襲を免れた素敵な建物と、あちこちを流れる、手ですくって飲めるんじゃないかってくらい綺麗な小川と、のんびりムード全開の東海道宿場町。
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 しかもどっか田舎風情も素敵で、
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 鹿がわんさかいて、
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 驚きの買い物も出来る。でも僕はパンを買いに来たんだ。
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 三島はジャガイモの名産地なんだそうだ。だからコロッケ、だからコロッケパン。それって安直に思うけど、この肉まんの皮っぽいパンがイケるんだ! キャロットパンって甘いやつも、パン部分はモチっとしてて食感がいい。
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 街道沿いだから車の往来も多い、でもね、横断歩道に立ってると、自然と車が止まってくれるのには驚いた。お店の人も親切だったし、「この街には遊郭もあったんだよ」って昔話止まらないオジサンも楽しかった。
 広小路は元来火除地だと思うけど、人と物と文化が交流する場でもあった。新幹線が停まる三島駅はひとっかわな街だけど、三島広小路は奥が深い、というか懐が深いな…と、コロッケパンを食べながらシミジミ思った。

by go-go-shiosenbe | 2015-06-08 15:39 | 拠ん所なく歩く日々

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