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南大塚萬重宝アーカイブ・2003年3月号

*****ミナミオオツカヨロズチョウホウ*****

*******南大塚萬重宝***2003年3月1日号***


ヘッドラインニュース

彼氏に貰ったブランド品を彼女が売っ払う店として有名な質屋・さのやの近くに、地蔵通りでカレーうどんを商う古奈屋の工場を発見した。その名もKONAYA CURRY FACTORY。各地に店舗展開が出来るのは、ここのお陰か? しかし、何故かカレーの匂いがしない工場だ。

南口の駅前にある三菱銀行が、ATMコーナーのみを残し、ビルの2階に窓口を集中させた。一般窓口があった1階の主要部分は現在工事中であるが、次にどんなテナントが入るのかは不明。あの広いスペースに個人商店が入居するのは無理だが、大塚出店にメリットがあるチェーン店があるとも思えないが。

先頃会社更生法を申請したしたハクビ着物学院の本社は、巣鴨警察の並びにある。かつては板東玉三郎のトークショーなどを開催して羽振りの良いところを見せたが、デフレの前に、ない袖は振れないということか。ルーツロックに詳しい総務の人は、元気だろうか?

プラタナス通りにあるジャズの小さなライブハウス・ドンファンのレベルが急上昇しているという。無名だが志の高い若手が、夜な夜な熱いジャムを繰り返しているという噂。その中に、コルトレーンばりのソロを吹きまくる女子高生がいるらしい。


今日の大塚

 『梅香』がなくなった。以前ヘッドラインで紹介した大塚屈指の中華飲み屋・メイシャンが、遂に和風の飲み屋になってしまった。
 ここを教えてくれたのは藤井康一さんだ。藤井さんは、昔ウシャコダという当代きってのR&Bバンドのボーカルとして現れ、ジャズにも通じるグルーブ感と鍛え抜かれたテクニック、ユーモア一杯のトリッキーなステージングは、私達の憧れだった。しかし数枚のレコードを残してバンドは解散。その後噂を聞かなくなったと思ったら、スライドギターの名手と共に、ウクレレを抱えてブルースやR&Bを歌うようになっていた。
 ひょんなことから知り合いになった藤井さんが、何と大塚に住んでいることを嗅ぎつけた私は、無理を言ってウクレレを教えて貰った。牧伸二から芸名まで貰っている藤井さんは、筋金入りの演芸通ウクレレブルースマンなのだ。
 そんな藤井さんが連れて行ってくれたのがメイシャンだった。「僕も半年振りくらいに行くんだけどね」と言いつつ戸を開けて、狭い店の、狭いテーブルに腰掛けた。するとオバサンと言うには若い感じの女の人が「藤井さん、紹興酒のボトルが残っているわよ」と、こともなげに言ったのだ。
「なっ、凄いだろ。一度来たお客の顔と名前を、覚えているんだよ」藤井さんは笑いながら言った。そして注文したコブクロ、鶏とキュウリの芥子和え、焼きビーフン等々、どれもこれもが美味しかった。「夜は2時頃までやっているよ。でも9時近くにならないと開かないけどね」こうして私はこの店に通うようになった。中華も美味いのだが、唐突にメニューに加わるカレースパゲティーやざるそばの味に、ビックリするくらい感動した。
 風の便りに、記憶力抜群の奥さんが病弱という話を聞いた。私は何となく足が遠のいていたことを悔いた。そして『梅香』の看板は、大塚から消えていった。


編集後記
花粉症の季節です。これだけメジャーな季節病になりますと、薬や怪しげなる民間療法が、掃いて捨てるほど出現してきますね。甜茶が効くという噂を聞きつけて、実は真冬から飲み始めたんです。ダメでした。多分「効かないんじゃないかなぁ」と思う気持ちが邪魔をしているんです。「これが良いのだ!」と思えば、甜茶だろうとカスピ海ヨーグルトだろうと砂糖水だろうと効くのです。私の場合は、もう遅いんですが・・・


#####ミナミオオツカ・ヨロズチョウホウ#####
     誇張スレドモ嘘ハツカナイ
     
 変酋長・タカノヒロシ AB型 六白金星

###愛ノ町、大塚ノ今日ヲ貴方ニダケ伝エル###


by go-go-shiosenbe | 2018-06-10 11:07 | 南大塚萬重宝

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