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南大塚萬重宝アーカイブ・2003年7月号

*****ミナミオオツカヨロズチョウホウ*****

*******南大塚萬重宝***2003年7月1日号***

ヘッドラインニュース

カラスとハトが狂喜乱舞する大塚にも、季節になればツバメが飛び交う。大塚でも老舗のラブホテル『ホワイトホテル』の1階駐車場の天井に設置された防犯カメラに、現在ツバメの巣があることが確認された。しかしそのカメラのモニターに巣が映っているかどうかは、定かでない。

その隣にある食堂『サクラ』は、アジアの人が経営しているらしい。その証拠に、在日外人が書き分けに手間取るカタカナの両巨頭「ン」と「ソ」の区別が全くついていない。店頭に置かれた手書きのメニューには、「トムヤムクソ」という空恐ろしい食べ物の名前が目撃される。

浪曲師イエス玉川さんが所有する『ジーザス・タマガワビル』では、今空き室があり、入居者募集中だ。1階にあるスナック『玉ンない』の入り口脇にある張り紙によると、「6畳、5畳、キッチン、ユニットバス」が間取りのようだ。その紙には続けて「家賃、いただきます」と書かれていた。

大塚三業地の坂を下りきったあたりに、『SAM』という看板だけが付いている謎の店がある。ドアから中は、窺い知れない。一見バーのようでもあり、常連がたむろするスナックのようでもある。大塚には、勇気だけで乗り込むと大変なことになりそうな店がこってりあるので、二の足を踏む毎日だ。


今日の大塚

 大塚を大塚たらしめるのが、北口駅前ピンク通りだ。いつの頃からこの手の店が増え始めたのか、全く記憶にない。まぁパチンコ屋が医院になる町だから、何があっても驚かないが。
 店によっては、早くも午前中から営業を開始する。大塚で一番早起きの風俗店は、午前7時には店開きする。しかし、やはり夜のとばりがおりてからが本寸法となる。客引きおじさんお兄さんは、誰がお客で、誰が通りの真ん真ん中にあるパチンコ両替所に向かうのか、ちゃんと区別がついているようだ。もっとも両替所帰りの人は「おあしを持っている」こと確実なので、勿論呼び止める。
 さてピンク通りのとっつきにあった『女子医大』は、いつの間にか姿を消していた。その代わりに『フリーキャンパス 3年1組』を発見。そこから雑居ビル1棟に対し数軒の店がひしめき合う。『ショコラ』『韓国エステ ハニー』『性感ヘルス ウインク』『健康マッサージ 麗人』『お元気クラブ フラミンゴ』『エステサロン 遊ばナイト』『キング』『高級サロン 卑弥呼』『高級サロン エクセレント・パート2』『バナナ倶楽部』と続いて道を渡ってラブホテル『キャスト』を過ぎて『エンジョイ』『デリヘル情報喫茶』『平成茶屋 アテンダント』
 この手の店は代替わりが激しいので、外壁に設置された看板と、店頭に置かれた看板の名前が違うことは日常茶飯事。言い立てた店名の全てが健在なのかは分からないが、取り敢えず平成15年7月現在、上述の名前が、大塚ピンク通りを彩っていることは確かだ。
 更にこの通りをピンクたらしめているのが、大塚一を誇る桜並木である。季節ともなると、やや色が薄らいだとはいえ、こぼれんばかりに見事な花を咲かせる桜。一陣の風が吹けば、文字通りの桜吹雪が舞うこの通りを、昼間でも歩くのに勇気が要る、そんな大塚ピンク通り風景である。



編集後記

最近、夜の散歩を始めました。「地蔵通りのユニクロ」ことマルジで探した上下で1980円のウォームアップスーツを着て、1〜2時間歩いています。例えば大塚から千川通りを歩いて、共同印刷を過ぎて立花隆の仕事場近くから伝通院を眺め、茗荷谷から不忍通りを降りて大塚に戻ると1万歩。後楽園らく〜あまでは40分。往きは良いけど、帰りが一気にだるくなるんです。私の名誉のために言っておきますが、帰りにタクシーやバスには「まだ」乗っておりませんよ。


#####ミナミオオツカ・ヨロズチョウホウ#####
     誇張スレドモ嘘ハツカナイ
     
 変酋長・タカノヒロシ AB型 六白金星

###愛ノ町、大塚ノ今日ヲ貴方ニダケ伝エル###


by go-go-shiosenbe | 2018-06-25 17:08 | 南大塚萬重宝

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