南大塚萬重宝アーカイブ・2003年9月号

*****ミナミオオツカヨロズチョウホウ*****

*******南大塚萬重宝***2003年9月1日号***

ヘッドラインニュース

出身国に偏りはあるが、近頃とみに国際化が進む大塚。駅前のビルの地下に『二胡学院』が出来た。こういうところの先生が、案外祖国では有名な二胡奏者だったりするのだ。しかしまだ界隈で、それらしき楽器ケースを持った人を見たことはない。

砂利やセメント、ブロックなどを売る大塚商店は、ついこの間までオート三輪が現役だった立派な店だ。この店の車庫がいきなり分割され、喫茶店になった。店内には何故かミニクーパーが鎮座する。オート三輪がある方がインパクトがあると思うのだが・・・

もう恒例になった大塚の阿波踊りだが、南北大塚の、この祭りへの温度差は激しい。夜になるとあちこちから練習する三味線の音がする南口に比べ、何事もなきが如き北口。辛うじて東電大塚支社と巣鴨信用金庫の連が北口代表。中には祭り自体に気付かない住人もいる北口である。

漫才師・すず風にゃん子&金魚(通称にゃん金)の元気担当、金魚さんは巣鴨新田から癌研病院近くに引っ越しをした。ぼんごの隣にあった駐輪場が廃止されたので、自転車を置く場所に苦慮する毎日だ。


大塚大信物語

 北口駅前のガン研通り交差点に、大東京信用組合という金融機関がある。大東京という言葉自体に昭和を感じる如く、昔ながらの「ご町内の銀行」を地でいく信用組合だ。外壁に使われているガラスブロックひとつ見ても、時代を感じさせる。数ヶ月に一度催される「感謝デー」では、がらがらぽんの福引きがあって、醤油とか洗剤が当たる仕組みになっている。窓口はふたつ、オジサン外交員が一杯、近所の商店の人が毎日両替に訪れる大信である。実は港区中心に支店網があるらしいが、そんな垢抜けたイメージを全く感じさせない、大塚風な佇まいを保っている。
 この大信が入っているビルは第一山口ビルといって、大塚屈指の大地主・山口不動産の持ち物だ。5階建てにも係わらずエレベーターがないという事実が、このビルの古さを証明している。
 ビルが出来る前、この地には郵便局があった。大谷石の塀で囲われた木造家屋。その片隅には、当然のように丸いポストが立っていて、子供時代の私のお気に入りスポットであった。塀をよじ登り、ポストのてっぺんにあった丸い突起にしがみついて座っていたらしい。らしいというのは無責任な話だが、実は余り覚えていない。しかしそこにいた古参の局員のおばさんやおじさんに、「よくあんた、登っていたわねぇ」と言われ続けたので、きっと事実なのだろう。
 今思えば古風な建物だった郵便局は壊され、第一山口ビルが大塚北口を睥睨する。近所の子供は屋上に上がって凧揚げをし、大人は自分の家からTVアンテナを引っ越しさせた。しかし周囲には更に背の高いビルが立ち始め、アンテナ設置の威力は徐々に消えていった。
 今このビルに住んでいるのはハトだけ。屋上にご近所のアンテナもなく、夕方になると大信という看板だけが、ぽわりと浮かび上がる。


編集後記

16号にてTV出演のことを話しましたが、放映当日のドタキャンで流れてしまい、ご迷惑をおかけ致しました。中には「朝5時半前から起きていたのに」という人までいて、私の責任ではないのですが、穴があったら入りたい心境です。「今度は大丈夫」という放映日の連絡があったのですが、とても恐くて話せません。放映がもっと迫ってきた時にでも、こそっとお伝えしたいと思います。この場を借りて、謹んでお詫び申し上げます。

#####ミナミオオツカ・ヨロズチョウホウ#####
     誇張スレドモ嘘ハツカナイ
     
 変酋長・タカノヒロシ AB型 六白金星

###愛ノ町、大塚ノ今日ヲ貴方ニダケ伝エル###


by go-go-shiosenbe | 2018-06-25 17:12 | 南大塚萬重宝

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