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南大塚萬重宝アーカイブ・2004年12月号

*****ミナミオオツカヨロズチョウホウ*****

*******南大塚萬重宝***2004年12月1日号***


ヘッドラインニュース

南口サンモール大塚にあった『平禄寿司』が閉店して暫く空き家になっていた建物に、『紅とん』という焼きとん屋が開店した。どうやらチェーン店らしいが、思いの外の盛況振りを示している。前の店子と違って外にも明るい照明を付け、二階まで店舗にする力の入れようが功を奏しているのかも知れない。斜前にある名店『ゴトウ』の静かな佇まいとは対照的な店作りである。

相変わらず大塚人然として町に溶け込むマギー司郎。先日も折戸通りの『北大塚治療院』からひょいと顔を出した。間近で見ても年齢不詳な人である。しかし同じ年齢不詳大塚芸人の大御所、イエス玉川を最近見かけないのが気になる。冬に向かってジョギング活動を休止したのだろうか? イエス様の店『玉ンない』は営業中なのだが、確認しに行く勇気がない。

南口の広い通りに面した商店街。『カクヤス』の並びにあった乾物屋が店仕舞いし、店内を改装し、綺麗な白いシャッターが付いたきり、そのシャッターが開く様子がない。何か店が出来るのか、お洒落に変身した乾物屋がリニューアルオープンするのか分からない。その先にはまたまた美容院がオープン。大塚の美容院数は、三桁に突入するのではないだろうか?

パステルも真っ青の極上滑らかプリンを格安で売る南口プラタナス通り『228』のショーケースに、大塚ロールというケーキを発見した。あのプリンやシュークリームの味から想像すれば、まぁ美味しいに違いないだろう。最初に目撃した時に買えば良かったのだが、それ以降、タイミングが悪いのか大塚ロールを見ていない。


大塚イオン水物語

 大塚に「日本の名水百選」に選ばれる清水はない。手漕ぎの井戸は何カ所かあるけれど、飲めるものではない。遠い昔、ガン研通りには石神井川から枝分かれした小川が後楽園に向かって流れていたそうだが、そんな面影は微塵も感じさせない。もっとも戦前は三業地として栄え、今も無数の水商売が跋扈することが、水に縁の成れの果て。
 となると界隈随一の大型スーパー、北大塚の『よしや』の無料給水所だ。店で専用ポリタンクを買えば、後は水道水を濾過したイオン水が貰い放題。自然の恵みどころか人工的な加工水だが、タダという魅力に人気は急上昇だ。この無料給水所では、全く愉快な大塚人物ウォッチングが出来るのだ。
 さすがに勝手に自前のペットボトルに水を入れる人々は見かけなくなった。五百円少々の専用タンクなんか買うものか!という生活感溢れる人々だ。仕組みが分からないのか、分からない振りをしているのか、外人さんも見かけたが、今はみんなタンクを持っている。
 最近の流行は、空のタンクを濯ぐ儀式だ。蛇口からイオン水を少し入れ、タンクを振って水を出す。あれは何を意味するのだろう?仮にタンク内が何らかの理由で汚れているとしたら、そんなことで綺麗になる訳がない。だいたい汚れる理由がない。中にはキャップまで濯いでいる人がいる。
 問題は蛇口の脇に置いてある布巾だ。一日中タンクを拭かれ、中には濡れた手を拭く布巾を使わない方が、タンクを濯ぐより安全だと思うのだが、タンク洗い派は布巾愛好家でもあるという不思議。
 行列がないと、2つの蛇口を占領する大胆な人、蛇口をちょっとだけ開いてちょろちょろ水を入れる人、タンクから溢れるまで入れる人、何故かタンクに半分くらいしか入れない人、ご近所の飲み屋さんまでやって来る。
 給水所に子供が多いと「あぁ冬休みかな?」と思い、週末には仕方無さそうにオジサン達が並ぶ。タンクをぶら下げた人を南口で見かけると、そのご苦労に頭が下がると同時に、砂漠のオアシスにやってくる水汲みを思い出す。『よしや』から一番遠い人は、どこから来るんだろう? タンクに発信器を付けたい衝動に駆られる。

編集後記

あれよあれよという間に、12月に突入してしまいました。振り返って、今年大塚で目立ったことを思い出してみますと。マンション建設、消防車救急車のサイレン、自動車を停めて車内を調べるお巡りさん、放置自転車&バイク、道路工事・・・とろくなことはありませんでした。まぁどれもこれも大塚らしいといえば言えますし、大局的には「相変わらず」だったということでしょうか。皆様、良い年の瀬をお迎え下さい。忘年会に大塚、いかがですか?



#####ミナミオオツカ・ヨロズチョウホウ#####
     誇張スレドモ嘘ハツカナイ
     
 変酋長・タカノヒロシ AB型 六白金星

###愛ノ町、大塚ノ今日ヲ貴方ニダケ伝エル###


by go-go-shiosenbe | 2018-07-07 15:25 | 南大塚萬重宝

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