人気ブログランキング | 話題のタグを見る

その57 新木場の巻 2004年3月

その57 新木場の巻 2004年3月_c0139897_2229441.jpg

某月某日某曜日 はれ

 今日は木を沢山見ようと、新木場にやって来ました。森や林、ちょっとした公園や植物園に行けば色んな木々を見ることが出来ますけど、もしかしたら東京で一番沢山の種類の木を見られるのは、ここかも知れないんですからねぇ。えっ? 嘘じゃありませんよ。だって日本中、いや世界中から木が集まってくるのが新木場なんです。もっとも正確には「木」というより「材木」と言うべきでしょうけど・・・
 とにかくひろ〜い、広すぎる! 駅を降りると真っ直ぐな道がず〜っと続いています。しかも道幅も広くて、信号が余りない。平日はここを巨大なトラックがバンバン行き交いますが、休日になったら一気にトーンダウン。人っ子ひとり、車一台通りません。というのはオーバーだけど、少なくとも轟音をあげるトレーラーはいません。だから必要以上に道が広く感じるのです。
 それに一軒の建物が大きいでしょ。勿論ビルや中層程度の建物もありますが、だいたい倉庫に毛の生えたような造りで、しかもとっても大きい。まぁ大きな物を運んだり保管したり加工したりするのですから当たり前ですよね。でも人通りのない、だだっ広い道をとぼとぼ歩いている身には、その建物の大きさがより一層増幅されて見えますもの。
 ですけど、木場でしょ。水面に丸太ん棒がドッサリ浮いていて、地下足袋をはいた職人さんがピョンピョン飛び移る風景を、どうしたって想像するじゃありませんか! そんなところはないな。だいたい水面が見えない。海はどっちなんだろう? 車ならひと走りなんでしょうけど・・・そうか、ここがもう埋め立て地。足元が海だったんだ。
 丸太ぷかぷかは諦めよう。木の香りだけ嗅いで、さて、これから何処へ旅にでようかなぁ・・・

by go-go-shiosenbe | 2008-08-20 22:29 | 銀の輔旅日記'00~'06

<< その58 白河の巻 2004年3月    その56 薬研堀の巻 2004年1月 >>