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その66 根岸の巻 2005年3月

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某月某日某曜日  はれ

 今日は九代目林家正蔵さんにお祝いでも言おうかと、根岸にやってきました。この町には「ねぎし三平堂」という、記念館兼お住まいがあります。鶯谷駅を降りて、「どこかなぁ・・・」とキョロキョロしてたら、格好いい玄関見つけました。
 全体的には和風な家ですよ。玄関部分が少しせり出していて、可愛い瓦屋根が素敵です。なのにな〜んとなく洋風な雰囲気があるんですねぇ。普通なら引き戸のはずのドアが観音開きになっていますし、すぐ脇には、一回り小さなサブドアみたいなものがあります。壁に煉瓦風のタイルが付いているのも面白いなぁ。
 庇の上にはレリーフがありますね。これもどことなくアールヌーボーチックな感じがしませんかねぇ? しかも郵便受けがタテ型ってのが一層レトロな雰囲気を出してます。
 根岸というと、「根岸の里の侘び住まい」というくらういで、昔なら妾宅、今でも渋い木造家屋が残っているエリアです。そんな下町の香りがする一角に、レトロな和洋折衷建築が見られるとは思いませんでした。歩いてみるもんですねぇ。
 この辺も、随分変わって来ちゃいましたよ。前来た時には棟割長屋風な家並みがあった路地に、小綺麗な住宅がすまして建っています。更地も点々とあるなぁ。建築中の家も案外多いです。このお宅は大丈夫かなぁ。ちょっと心配です。
 でも変わらず元気一杯なのがラブホテル群。うっかり歩いていると、ネオンサインが気恥ずかしい路地に迷い込んでしまいます。くわばら、くわばら。
 さぁ、何とかして「ねぎし三平堂」を見つけて、さて、これから何処へ旅に出ようかなぁ・・・

by go-go-shiosenbe | 2008-08-20 23:32 | 銀の輔旅日記'00~'06

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