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その67 野毛の巻 2005年6月

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某月某日某曜日  はれ

 今日はハイカラな町の中にある下町を見学しようと、野毛にやってきました。横浜で最も近代的な建物が並ぶ、みなとみらい21地区。この新しい町とJR桜木町駅を隔てた反対側に、わいわいがやがやとした野毛の風景が広がっています。
 みなとみらいといっても、煉瓦造りの倉庫や昔のドック、古い鉄橋など歴史も伝統もあり、それらがみ〜んな、どこか港ヨコハマって感じの香りを醸し出しています。その点野毛は、思いっ切り庶民派。気取りも焦りもない普段着の町です。高層ビルの気後れする佇まいに比べて、偉そうな顔をしないのが、ホントに嬉しいじゃないですか。
 だけどこの町で一番目立つのは、やっぱり膨大な飲み屋さんでしょうね。とにかく半端な数ではありません。飲食街に入り込むと、行けども行けども飲み屋さんばかり。週末の競馬開催日ともなると、近所の場外馬券場に来る人目当ての店が、午前中から盛大に開店しています。
 その中でも異彩を放っているのが都橋のたもとに広がる飲み屋ビルです。川に沿って見事な曲線を描いている建物に、いちげんさんでは入れそうもない店がギッシリ。しかも2階にも! この建物の隅から隅まで、全ての店を飲み倒した強者なんて、いないのかなぁ。興味はあるけど眺めるだけ、それも昼間が限度。
 この界隈には寄席もあるし、日本最古のジャズ喫茶もあるし、しかも大道芸のお祭りもあります。日の出町に向かうと美空ひばりさんの銅像もあって、芸能にゆかりの町だってこともよく分かります。飲み屋さんには入れないけど、にぎわい座で玉置宏館長お勧めの落語会でも覗いていこう。さて、これから何処へ旅に出ようかなぁ・・・

by go-go-shiosenbe | 2008-08-20 23:30 | 銀の輔旅日記'00~'06

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