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南大塚萬重宝アーカイブ・2002年10月号

*****ミナミオオツカヨロズチョウホウ*****


*******南大塚萬重宝***2002年10月1日号***


ヘッドラインニュース


今年になってローソンが撤退し、空き室になっていたビルの一階に、今度はファミリーマートがやってくる。ローソンではダメだけど、ファミリーマートならいける要素が、北大塚には存在するのだろうか? 近所にセブンイレブンがないという事実と共に、精査していかねばなるまい。


大塚も放置自転車の数では、余所の駅には負けていない。夜になると周囲の自転車をぶん投げて、自分の自転車を引っ張り出すおじさんがいる。その形相はもの凄く、殆ど喧嘩腰である。きっと自転車にしか当たれない悲しいおじさんであろう。因みにその人は、はっぴいえんど時代の細野晴臣に似ている。


『千両』がなくなり、本格西洋料理店皆無の大塚にあって、『キッチン・ゴトウ』の真面目な洋食が、ひたすら有り難い。ここのハンバーグの旨さは、人形町キラク、深川煉瓦亭と共に、ハンバーグ界三巨頭である。


そのゴトウのすぐ側にある靴屋『あづまや』の自慢は、竹下恵子がバイトをしていたことだ。



今日の大塚


 都電荒川線の『大塚駅前』という電停は、山手線の高架下にある。つまりガード下が都電の停留所。しかしその仕組みをよく見ると、不思議な作りをしていることが分かる。一見ガード全体に内張をして建てたようだが、実はガード下に屋根付きの停留所をこしらえたものなのだ。

 その昔、都内に沢山都電が走っていた頃から、このガードは雨漏りがしていた。通り抜ける人は傘をすぼめる必要が全くなかった。というよりは、傘をささなくてはならなかった。たちが悪いのは、地上に降る雨(つまり山手線の線路)とガード下に、かなりのタイムラグがあることだった。本格的な雨であっても、そう簡単に浸みてはこない。雨はじわじわと大正年間に組み上げられたという煉瓦の隙間を這い回り、ついには電停を水浸しにするという寸法。従って外は止んでいても、ガード下は雨模様なんていうのは毎度のことだった。

 雨漏りが酷くなってきたある時、遂に交通局は重い腰を上げ、簡易屋根を取りつけた。幹線道路等のバス停に見られるタイプの屋根、取り敢えず真上からの雨はしのげる、ベッドタウンの建て売り住宅のカーポートによく見られるあれだ。しかしその姿は余りに体裁が悪く、いかにも「都電? ケッ」と言わんばかりの安普請。そんな侘びしい扱いの後、ようやく『大塚駅前』は、「JRの駅と接続しています」と胸を張れる造作になった。

 かつて将来の展望を見誤り、営団地下鉄丸の内線の駅設置を蹴り飛ばした大塚にとって、都電の電停は最後の砦。曲がりなりにも「ターミナル駅だもんね」をたらしめる存在だ。乗り換える電車があるのだというプライドを、それなりにまともな「雨漏りのしない」電停が死守している。駅ビルは無理だとしても、出来れば専属駅員や駅長室も作って欲しいと願う今日この頃である。


編集後記


この萬重宝が、今月より「勝手に送りつける方式」より「HPで閲覧出来る方式」との併用になりました。何と作家・枝川公一さんのHPに張り付かせて頂けることになったんです。実は密かにあちこちのHPに張り付いて、色んなことをほざいていますので、今後は皆様に各々の連載の更新日のみをお知らせするシステムも検討中です。しかし内容は全く変わりませんので、今後とも宜しくお願い致します。



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by go-go-shiosenbe | 2018-05-31 15:35 | 南大塚萬重宝

南大塚萬重宝アーカイブ・2002年9月号

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*******南大塚萬重宝***2002年9月1日号***


ヘッドラインニュース


*駅の近くに、先頃会社更生法が適用された居酒屋チェーン『北の家族』本部がある。そのビルの道路を隔てた真ん前に、『南部の家族』という小さな飲み屋がある。しかし両者の間で南北問題が勃発しているかどうかは不明だ。


*今や溢れんばかりの風俗店とラブホテルが占拠する町、大塚。「今日はゲンダイ日」と書かれた札が、毎日ぶらさがる店も沢山ある。中には朝7時から開いている店もあり、健康的というか不健康の極みというか、「打倒池袋、打倒巣鴨!」を標榜する面目躍如。



*大塚に元祖ホームレスおじさんが帰ってきたという噂。記憶の中では最も昔から居るおじさんで、いつも幸せそうな顔をしており、北口駅前のロータリー内の花壇で大の字になって寝る姿が有名なのだ。昨冬は、大塚で一番早く毛糸の帽子とセーター(しかも黒ずくめ)を着たスノッブな人である。


今日の大塚


 モズライトというエレキギターがある。ギター弾きではないので、詳しい歴史は知らない。しかしベンチャーズに始まりグループサウンズで花開くエレキブームの中で、モズライトというブランドは、燦然と輝いていた。なにしろうたい文句が「エレキのロールスロイス」。それが価格なのか品質なのかは分からないが、古本屋で昔の音楽雑誌を見ると、必ずステージ写真や広告に登場するギターだった。

 かの寺内タケシが今も愛用し、一時期、渡辺香津美も使っていたモズライト。その社名を大塚で見つけた時の驚きは、今も忘れがたい。正しくはモズライト電子工業。一方通行の狭い道路に面した小さな雑居ビルの一階に、その名前は静かに佇んでいた。

 開け放たれたドアから覗くと、部屋の中央に長テーブルが数台集められている。その周りには折り畳みパイプ椅子が並び、おじさんとおばさんが数名づつ座っていた。しかもエレキギターを抱えて、だ。どうやらペグ(糸巻き部分)を取り付けているらしい。何とここでギターが作られているということではないか。

 冷静に考えれば、完成間近のギターが工場からやってきて、最終パーツのみを付けていたのかも知れない。もしくは不良品の交換をしていたのかも知れない。しかしエレキギターとおばさんという取り合わせは、目の当たりにしているにも係わらず、頭の中で合体しないのだ。「もしここにいる人達が、完成したギターを試し弾きしたらどうしよう?」

 ぼんやり眺めている私に気付いたおばさんは、「安くしてあげるよ」とカタログを差し出した。そこには「シャープファイブモデル」までが掲載されていたのだ。

 モズライトは大塚に健在だ。しかし今ではパソコンが並び、若い人達が忙しくギターを運ぶ姿に変わった。ペグを取り付けていたおじさん、カタログをくれたおばさん、あの光景は白日夢だったのだろうか・・・


編集後記


いやはや、暑い熱い8月でしたねぇ。飲食店と中小の事務所の多い大塚は、余所の町より更に暑かったのではないかと思います。駅前のハトもさすがにぐったりしていまして、こういう時こそ一網打尽にするチャンスだと思うのですが、正義の勇者はいないのでしょうかねぇ・・・


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by go-go-shiosenbe | 2018-05-30 21:37

南大塚萬重宝アーカイブ・2002年8月号

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*******南大塚萬重宝***2002年8月1日号***


ヘッドラインニュース

 

 大塚最大のスーパー・よしやの3階には、ゴールドジムという大きなトレーニングジムがある。なんでも本店はアメリカにある、ワールドワイドなジムらしい。異様に胸囲と太股が発達したため、腕は開き気味&がに股で大塚を歩いている人は、皆ここに行く。「一本、いっとく?」のハニホ・ヘニハさんも、常連であった。


そのよしやの裏にあった松竹交通という老舗のタクシー会社が、つい最近荒川近辺に移転した。大塚にしては広大な跡地には、高層マンションが出来るという。よしやの隣には既に30階建てのマンションが聳えているが、大昔は田んぼだったことを早く教えてやった方が良いという古老の話。


大塚の夏を締めくくるのが阿波踊り。他所の町の祭りも、今やいっぱしの地元の祭り的性格が色濃くなっている。何故阿波踊りなのかは不明であるが、その一方で戦後山手線沿線でも屈指の隆盛を極めた地元の氏神・天祖神社の縁日は、見るも無惨な有様だ。天照大神の天罰は大丈夫か?


早朝から大塚駅周辺を、掃除しまくるおじさんがいる。膨大な放置自転車を整頓し、落ち葉を掃き、空き缶を拾い、タクシー乗り場に独自に設置したゴミ箱を清掃し、ずるずるとゴミ箱とゴミ袋と竹箒を引きずって帰宅するおじさんだ。帰宅後は一日中洗濯機を回し続けるので、大塚の洗濯鬼と呼ばれている。


今日の大塚


 駅の近くにニュースターという婦人服メーカーがあった。大塚では古株の企業であり、7〜8階建ての自社ビルを構えたのは、もう相当以前の話だ。社長は運転手付きの白塗りベンツで出勤、御曹司かトップデザイナーかは不明だが、ひとりのノーブルな感じの社員はポルシェで颯爽とやって来ていた。ビルの裏にはオンボロのミニ工場があり、いかにも地元古参の顔といった印象を与えていた。

 この会社に出入りするのは問屋や小売店のバイヤーばかり。あとは大きなトラックが一日中搬入搬出を繰り返すのだ。しかしある年から、一般客向けにバーゲンをするようになったのだ。それは概ねボーナス時期に重なり、近所では「あのバーゲンで、社員のボーナスが出来る」というほどの盛況振りを呈していたのだ。

 当日ともなると、早朝から女性客が並び始める。ティーンより30代前後又はそれ以上の人が多いのは、この会社の購買層をもろに反映していた。その買い方は常軌を逸していた。大きなビニール袋に片っ端から服を詰め込み、それらをあらかた買ってしまう。バーゲンを後にするお客が各々持っている紙袋の量たるや、「洋服屋でも始めるのか」といった風情なのであった。恐らく対応にあたる社員達は、食事も休憩も取れないのではないか? そんな戦場の如きイベントなのだ。

 年に2回の大バーゲンが10数年続くと、いつの日からか年に3回に増えた。日頃の掛け売りに比べ現金収入は魅力だろうし、行き損なったお客にも朗報である。しかしまた数年すると年に4回になった。行列が短くなり、手持ちぶさたの社員が増えだした。そして気が付くとひっきりなしにバーゲンをしている印象を受けるようになったのだ。

 ニュースターは倒産した。現在その跡地では11階建てのマンション工事が始まっている。白いベンツもポルシェも、大塚の町から消えていったのであった。



編集後記


ご存じの方もいらっしゃると思いますが、毎日新聞水曜日の朝刊、とうきょう版で木村万里さんが連載しているコラム『お笑い漂流記』で、私がカットの写真を担当しております。機会がありましたら、是非ともご覧になって下さい。


緊急告知!

『南大塚よろず重宝』に続き、新たなミニメルマガを構想中。800文字の突発性思い込み連想コラム一本が、あなたのパソコンに忍び寄る! 題名未定、創刊未定、内容未定。「そんな暇があったら、仕事しろ」の声は必至。



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by go-go-shiosenbe | 2018-05-28 15:52 | 南大塚萬重宝

南大塚萬重宝アーカイブ・2002年7月号

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*******南大塚萬重宝***2002年7月4日号***


ヘッドラインニュース


*2階がバッティングセンターになっているパチンコ屋『ひょうたん島』の前にあるロータリーには、今枇杷の実がたわわになっている。それを誰も収穫しようとしないのは、体裁が悪いからだろうか? しかしカラスもついばまないのは何故だろう? 料飲店からごっそり出る生ゴミの方が、美味しいのか?


*朝、北口駅前から交差点の角々に立って、挨拶をしながら道案内をしているグレーのキャップを被った人達は、宗教法人・真如苑の係員だ。坂の上にある大塚支部は、かつては女子校の体育館、その前は予備校の校舎だった。因みに、この建物の先には天理教の教会がある。


*ガード下にある都電荒川線の停留所に、真っ白なジーンズはいた山本晋也カントクが目撃された。ロケ隊もおらず、一人でベンチに腰掛けていたカントクであるが、そのベンチが、大塚在住のホームレス御用達のベンチであることは知るよしもない。


*前々号で紹介した『あおい書店』の横に、マクドナルドがオープンした。同じビルの同じ階に、そんな余地があったのかと驚いたが、住友銀行の社食があったとのこと。正面の入り口からマックを素通りし、守衛さんをもろともせず裏口から出ていくという素敵なゲームも楽しめる。


今日の大塚


 大塚に住んでいると聞いて「角萬だね」という人に20代はいない。仮に言ったとしても、それは誰かから聞き覚えた固有名詞である。更に「おおつかぁ〜、かどまぁ〜ん」と叫んだ場合、その年齢はもう10歳ほど跳ね上がる。言い換えると、どんなに高齢であっても角萬という言葉を知っているためには、20年以上東京に住んでいる実績が必要なのだ。

 大塚駅北口の線路際にある坂道、その途中に我らが角萬はあった。言い忘れたが、角萬とはこの町唯一の結婚式場である。戦後、都内のあちこちに「角萬とは何ぞや」という意味不明の看板が現れ、その意表をついた宣伝効果で名を馳せたのだった。高度経済成長の頃、角萬はビルを建て、その屋上には、いにしえの都・京都にある金閣寺が、燦然と輝いたのである。

 「おおつかぁ〜、かどまぁ〜ん」というナレーションをバックにしたCMが流れた日々こそ、大塚という町が頻繁にテレビの電波に乗った、最初で最後の画期的な時代だった。角萬はその用途の特殊性ゆえ、住民ですら滅多に訪れる機会のない建物だったが、CMのお陰で、いつの間にかこの町のランドマークとなったのである。

 本家金閣寺は常にキンキラキンが保たれているが、大塚の金閣寺は年を追う毎に古ぼけていった。CMは終了し、ビルは陰気臭くくたびれ、どこかの温泉地にあるらしい別館の様子が描かれた外壁も、書き直されない銭湯のペンキ絵の如く、侘びしさを盛り上げていった。

 そしてある日、角萬はなくなった。暫くの後「ホワイトチャペル」という名前で変則復活した。金閣寺は教会に負けたのだ。。追い打ちをかけるように、山手線を挟んだ南口にも「ベルクラシック」という結婚式場が出来、俄耶蘇教信者を量産している。こうして大塚はランドマークを失ったのであった。

 

編集後記 その1

8月4日、大塚のライブハウス『ウエルカムバック』(南大塚3-44-11 フカサビル地下/5957-5141)にて、我がペンギンクラブがジョイントライブを行います。平均年齢40歳以上が出演資格の恐ろしいライブです。肝試しをしたい方はチケットを差し上げますので、御一報下さい。(但しドリンク代500円が別途かかります)


編集後記 その2

ついでに宣伝しますが、7月28日午後3時より、東京駅構内、南口の八重洲口よりの新幹線改札口近くのイベントスペース『ブレイク』にて、我がウクレレブラザースのミニライブを行います。今回の新曲は渋谷の唄と、麻丘めぐみのカバーです。


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by go-go-shiosenbe | 2018-05-28 15:24 | 南大塚萬重宝

南大塚萬重宝アーカイブ2002年6月号

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*******南大塚萬重宝***2002年6月3日号***


ヘッドラインニュース


*大塚では老舗の部類に入るふぐ屋『三浦屋』の地下に、『うさぎ』というスナックがある。そこの入り口に、3周年のお祝いで生花が飾ってあった。送り主は同業者『てんとう虫』。てんとう虫がうさぎに花を贈ったという心温まる事件だ。壁には演歌歌手風に変身した伊丹幸雄のポスターが貼ってある。


*先日、南口駅前の交番のお巡りさんが自転車に乗って、巣鴨警察署に帰る姿を目撃した。その背にはエレキギターのソフトケースがあった。それが彼の持ち物なのか、落とし物なのかは定かでない。少なくとも、近所にあるオレンジスタジオで練習する姿を見たことがないことだけは確かである。


*北口の公衆トイレの隣に、平日、毎朝野菜を売るオバサンが店開きをする。そこに必ずもうひとりのオバサンがいる。この人は近くに住んでいるらしいのだが、既に商品の値段も熟知し、どっちが主人か分からないほど、その場に馴染んでいる。


*天祖神社から遠くない所に、イスラム教のモスクがある。ちゃんと玉葱みたいなドームもついた本格派である。中には礼拝所や水浴する場所もあり、日本人の信者も訪れるという。トイレの位置や方向も決まっているし、何より玉葱ドーム作りが大変だったと、このモスクを制作した大工さんはしみじみと言った。



今日の大塚


 大塚もご多分に漏れず、一軒家の商店が激減している。敗戦後の闇市マーケットの名残だった南口の商店街は、70年代に大幅な区画整理が行われ、詰まらないビルの集まりになった。北口の商店街は、安飲み屋と食べ物屋ばかりになった。大小のスーパーが出来、残った個人商店も、嘗ての栄光の影は見られない。

 なのに大塚で果物屋が減らないのは、一体どういうことなんだろう。スーパーやコンビニ、そして百円均一までもが多くの分野にまたがる商売をしているため、商店街の普通の店は太刀打ちが出来なくなってきている。それでなくとも果物は、八百屋でも売られるジャンル。独立した果物屋にライバルは多過ぎる。

 しかし大塚は断固として果物屋の町なんである。日常の買い物が出来る商店街自体は大した規模ではないのに、5分も歩けば4,5軒の果物屋を発見出来る。つい最近までは更にもう2軒、寄り添うように商売をしていたのだ。その上八百屋、スーパーも加えれば、いかにこの町の住人が果物好きであるかが分かる。

 昔からあるごく一般的な品揃えの水菓子屋に近い店、種類を押さえて値段で勝負する店。「こんな時間に、誰が買いに来るというんだ」という並はずれた時間まで開いている夜更かしな店があるかも思えば、「そんなに並べて、売りさばけるのか」と見ている方が心配する小さな店もある。

 ある日、一軒の店にドリアンが山積みされているのを見た。果物の王様とも果物界のホヤとも言われるあれだ。1個千円が高いか安いかは知らないが、何と翌日にはきれいサッパリ完売していた。大塚が果物屋だらけな理由が少しだけ分かった。

 そして現在、「百円で何本バナナが売れるか競争」がヒートアップする大塚の果物屋なのである。


編集後記


既に別便メールがお手元に届いていると思いますが、22日より下北沢で写真展を催します。お時間がありましたら、是非ともお立ち寄り下さいませ。


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by go-go-shiosenbe | 2018-05-24 23:20 | 南大塚萬重宝

南大塚萬重宝アーカイブ・2002年5月

我が故郷、大塚のことだけ書くブログ・南大塚萬重宝は、手を変え品を変えて今も続いている。しかしある時期にサーバーを変えたため、過去のブログが全て消滅してしまった。なので、この場を借りて、第1回から再度掲載をしようと思う。スタートは16年も前だから、ネタも古いし、既に消えた店や物件も少なくない。でも「この頃ホントに見聞きしたのだ!」ということだけでも伝えておきたい。




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*******南大塚萬重宝***2002年5月9日号***


ヘッドラインニュース


*先日露天の駐車場にパトカーが3〜4台止まっており、一台の3ナンバー乗用車を、10名近い警官が取り囲んでいた。うち2〜3名は執拗に車内を物色、クラッチバッグを脇に挟んだ男の人が「だからよぉ、何も持ってねぇんだよう!」と怒鳴りながら、車の周りを歩いてた。


*かつて時価1千万円の金の延べ棒が発見されたJR山手線のガード下。ホームレスのおじさんが住んでしまわないよう、フェンスで歩道を極端に狭くしていたが、今度はそのフェンスをよじ登って、中に住んでしまうため、遂にフェンスは撤去。激しく邪魔なコンクリ製花壇を設置した。


*北口商店街の入り口、ビルの一階にあった果物屋・百果園がなくなり、今度はゼロローンというサラ金が出来た。駅前の一等地、商店街の顔ともいうべき場所にサラ金が入る。何とも大塚らしい。因みにこのビルのオーナーは金丸さんというお洒落なおじいさんだ。


*界隈を「原宿の雑貨屋ですが」とか「渋谷の雑貨屋ですが」と言って、しょうもないものを売りに来る若者が横行。売り物は、包丁10本セット、多機能ラジオ、大小電卓セットなど。価格はおおむね1000円。笑いながら入ってくるのが特徴。次は何を売りに来るのか楽しみだ。


今日の大塚


 一昨年大塚駅北口に山下書店が出来た。大塚初の大型書店の出現で、3軒の小さな本屋が店をたたんだ。一軒はラーメン屋、一軒はハンバーガー屋、そして一軒はコーヒーショップになった。(合掌)朝8時から夜11時まで開いているのは嬉しいが、本の取り寄せを拒んだ画期的な本屋さんである。

 と思っていたら、山下さんから歩いて50歩くらいの場所にあおい書店が堂々オープンする運びとなった。元三井住友銀行が入っていたビルの新たな店子だ。元銀行なくらいだから結構なスペースを持ち、一階は本屋、地下はレンタルビデオ&CDコーナーという。開店は10時と遅めだが、夜中の1時まで開いているのは有り難いではないか。

 あおいさんのオープンが近づいたある日、唐突に山下さんのウィンドに「24時間営業」というポスターがベタベタと貼られた。山下さんは、あおいさんの宣戦布告を受諾したのだ。「私は、この民度の低い辺境の地を切り開き、弱小勢力を3つも駆逐した。後から来て、私の領土を奪おうとしても、そうはいかない」

 一方あおいさんは工事中の店頭に仮設テントを作り、レンタルビデオのメンバーカードを発行し始めた。しかも三千円分の割引券付きである。三千円に目が眩んだ人々は、あっという間に千人近くに及んだ。つまり開店前から千人の顧客リストをゲットしたということだ。

 山下さんの危機意識は、更に加速していった。店内の歩道際の壁面を塞いでいた雑誌用の棚を、全て外側にずらりと並べたのだ。そして驚くべきことに、その異常に長い棚の中央部分に出入り口まで作ってしまった。遠くから見ると雑誌の表紙が風にそよぎ、何とも不思議な光景である。

 そして運命の日、あおいさんのオープンがやって来た。あおいさんの店のシャッターはガラガラと厳かに上がり、大塚書店戦争の幕も上がったのであった。

 

編集後記


いよいよ大塚萬重宝は、誰の許しも得ず創刊します。

次号の予定は見当もつかない。

今後も大塚の謎、大塚の将来、大塚の人々について、

あることないこと語っていきたいと思います。

こんなことが知りたいというリクエストがあれば、

編集部に御一報下さい。

またお友達に迷惑メールの一環として送りたいのでしたら、

ご自由にどうぞ。



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by go-go-shiosenbe | 2018-05-23 22:55 | 南大塚萬重宝