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トーストサンドを愛でる日々

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 サンドイッチには挟む具以外に多くの選択肢が待ち構えている。パンの種類、厚み、耳をカットするかしないか、出来上がりを斜めに切るか真っ直ぐ切るか…。でも焼くか焼かないかの分かれ道は、サンドイッチそのものの世界を分ける大きな違いだ。
 手触りも舌触りも食感も喉越しも全然違うし、具と共に醸しださせる風味のバランスも大きく変わる。口元に運んだ時の香ばしさの有無も大きい。焼き加減の作用も小さくない。
 愛しの日本橋高島屋、階段の踊り場にフワリと現れる喫茶店、薔薇窓。店名を意味深に深読みしてはいけない。常連さんが集う憩いの場なんだ。だってさ、顔を見るなり「カフェオレですね」って店員さんが言うくらい。新年早々だと「おめでとうございます」「今年もよろしく」が飛び交う店なの。
 薔薇窓のトーストサンドは種類もあるんだけど、はまの屋パーラーよりもやや深めに焼き上げた薄めのパンを使い、耳を切り落として横長に揃える。意外とボリューム感があって、僕でも普通にお昼ご飯になるんだ。もち、コーヒーと一緒にね。
 格好良く煙草を吸うおばあ様の隣の席で、熟練のウエイトレスさんの気遣いを見ながら、チーズハムを食べるという寸法。

by go-go-shiosenbe | 2016-01-23 14:50 | 拠ん所なく歩く日々

カフェと喫茶店…だけど雨

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 オシャレなカフェはお尻がムズムズする。ムズムズするけど、入れない訳じゃない。あんペーストを買いにとらやカフェに行って、ついでにモーニングを食べた。餡トーストサンド&ほうじ茶ってのを、2分でやっつけた。ここのとらやカフェは、上がオフィスだし、地下鉄の改札から出てすぐの飲食街だから、オジサン客もいるんだ。
 斜前に数人の女性グループは盛んにダイエットの話をしてて、ミランダ・カーだの、何とかサラダだの、何とかジムだの、こないだの雑誌の特集、見たぁ?なんて、楽しそうにあんこを食ってたいた。
 でもその後、不忍通りと春日通りを延々3万歩ばかり歩いたんだけど、前から気になってた喫茶店が営業中だったので、雨も降ってたし、フワリと飛び込んだ。歩道沿いのガラス窓に、ジャズのレコードジャケットが沢山貼り付けてあるんだ。床が煉瓦で、半地下のカウンターがあって、吹き抜けの二階がある、夢の様な可愛い店さ。
 お尻は全くムズムズしない、それどころか立ち上がりたくなくなるようなとこ。やってくるのは近所のサラリーマン。「灰皿、使います?」雰囲気あるお店の女性が尋ねた。やってきたコーヒーを何気なく持ち上げたら、真っ白なお皿の隅っこから『らい』という店名が僕に向かって微笑んだ。
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 でも雨は止まないな…。

by go-go-shiosenbe | 2015-07-02 14:19 | 拠ん所なく歩く日々

絶景喫茶

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 なんたっけ?ニュー新橋ビルの2階というか中二階みたいなとこにある喫茶店、あすこでお昼を食べようと思ったんで、コリドー街をとことこ歩いて、土橋を越えて、もうちっとだなぁと思って、たまたま見上げたわけ、左のビル。そこの3階に支留比亜珈琲店って、いかにもいんちき臭い名前の喫茶店。来夢来人とか、待夢とか、異真人とか、場末のスナックにありそうな、英語にむりやり漢字を当てはめた店名、嫌いです。
 でも立ち止まってしまった。1972って書いてあるんだ。喫茶店で40数年営業してるって、これは只者ではありません。20数年で老舗面してる店も多いジャンルだからね。しかもあと一歩で銀座ってロケーションが泣かせるじゃん。
 よかったよ、入ってみて…。先ずやたらサンドイッチのメニューが多い。しかも謎めいた具もある。コーヒーはハンドドリップ。中でも一番謎めいた物を頼んでみた。カルボトーストっての。アハハハ、厚切りトーストの上にカルボナーラのソースがどひゃぁ〜って掛かってる。こりゃメタボ禁止のカルボです。
 「ごゆっくりどうぞ」とウエイトレスさんが置いた伝票を何気なくみたらね、おいおい、巨大チェーン店じゃんか! しかも聞いたことのない町名がずらぁ〜っと並んでる。そしてそのトップに徳川本店だって。ははぁ~、これはいわゆる名古屋ですな。そう思ってメニューを見直したら、小倉トーストとかがあるもん、あんこつけ放題的なことも書いてあった。
 面白いっ! 初めてコメダに入った時より面白いかもしんない。そして、この支留比亜珈琲店 新橋銀座店の一番気に入ったのはね、この景色ですよ! オジサンはここで半日暮らせます。
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by go-go-shiosenbe | 2015-06-01 17:01 | 拠ん所なく歩く日々

サンドイッチの中身は思い出

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 有楽町で早めの昼飯を食わねばと思い、交通飯店のチャーハンも浮かんだが、ふとサンドイッチ…と思い付いたら何が何でも食べたくて、はまの屋へ行った。分厚い玉子サンドもいいんだけど、欲張りなおじさんは全部食べたい。
 子供の頃、映画見物というと親父が係、それもたいがい池袋。んじゃ日比谷はおふくろだろうか? あんまり場所の記憶がない。でも帰りにサンドイッチを食べた記憶はある。どこだったのかな。
 はまの屋のサンドイッチは、どっか懐かしい。今や本郷あたりの喫茶店でしか見掛けないような椅子とか、該当する星座の下にお金を入れてレバーを引く占いマシンが乗ったテーブルとか、きちんと手でたたんだ紙ナプキンとか、いちいち思い出の引き出しを刺激するものに満ちているし。
 今日はトーストだけど、懐かしさは焼かないパンのが強い。サンドイッチは映画館の中でも食べた。四角い箱に入っていて、蓋を開けるとお手拭きが入ってるやつ。トーストサンドはイノダもウエストもいいけど、はまの屋のトーストサンドは、すぐそばが映画街ってロケーションがある分、一口ごとに余計なことがドサドサ頭の中を駆け巡る。

by go-go-shiosenbe | 2014-12-10 23:11 | 拠ん所なく歩く日々

バイカーズカフェデビュー

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 僕が行く浅草のパーマ屋のお兄さんはバイク狂。真冬でも一人でも、何百キロも愛車ドカティで疾走する人だ。こう見えて昔、僕も250のアメリカンタイプのバイクに乗ってた。でもワックスがけやメンテが面倒になって、スーパーカブ一本に絞った…絞るねぇ〜、思いっきり…。
 「格好良いバイカーズカフェがあるんですよ」、最近散髪に行くたびに彼が力説する店がある。バイクとコーヒーにひとかたならぬこだわりを持ち、夜12時まで開いてるって。「窓越しに自分のバイクを見ながら、美味しいコーヒーを飲むんですよ…」と、やったら嬉しそうに話すので、よっしゃぁ、行ったろうやないかい!彼がドカティなら、こちとらスーパーカブだぜ。
 というわけで仕事終わりに覗いてきた、『かふぇおかがれーじ』。バイクにはガラス乗せる台もそのまま、高野硝子店のドカジャン着て、第一京浜を颯爽と時速40キロ。田舎道を走るおじいさんバイク並みのスピード。
 いやぁ〜かっこいい、ていうかカックイイ! オシャレとカッコイイは全然違う。厨房に燦然と輝くエスプレッソマシン、それを取り囲むカウンター、品のいいカップアンドソーサー、隣は本格的ガレージ、笑顔の素敵なマスター、そして豊かなコーヒーの香り…。コーヒーもバイクも大好きだけど無知な僕に、何でも教えてくれる。
 ネルドリップの優しい口当たり、エスプレッソを注いだ途端にゼリーになっちゃう摩訶不思議に旨いスイーツ…、「ガレージは工具もひと通り揃ってるから、後片付けさえしてくれれば自由に使っていいんですよ」。あ〜、パーマ屋のお兄さんが仕事を終わって、わざわざ駆け付ける理由が分かった。近かったら僕だって通いたいもん…。
 でもこの距離感がいいんだろう。だってバイク好きは絶対歩いて来たくないよ。自慢のマシンも見せたいに違いない。ご主人、もう一杯下さいな…。
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by go-go-shiosenbe | 2014-12-08 13:19 | 拠ん所なく歩く日々